患者様から寄せられる質問から代表的なものを三好先生にお答えいただきます。
マンモグラフィ検診
マンモグラフィによる検診では、乳腺の密度(濃さ)が、最も影響を受けます。つまり「どの乳がん検診を受けたらいいの?」でお答えしたように、乳腺密度の高い女性のマンモグラフィでは乳腺自体が白く撮影されますから、若い女性では腫瘤が見つけにくいことがあります。
しかし、乳房の大きさ自体は、診断に影響がないと考えられます。マンモグラフィでは乳房を圧迫して撮影しますが、乳房の小さい女性でも圧迫は可能で、特に問題はありません。男性でも、女性化乳房(乳房が腫れる状態)の場合にはマンモグラフィをとりますが、ちゃんと撮影できます。
マンモグラフィ、エコー検査はそれぞれ長所と短所があります。しかし、乳房の大きさが小さい女性ではエコー検査が優れている、という報告はありません。
必要に応じてマンモグラフィ検査を受けて下さい。